松崎新港で釣りをしていた時の話です。。。
その日は、東京の表参道でワインバーを経営していた友達が遊びにきていたので、カヤック出して釣りに行きたかったんだけど、うねりがあり断念(涙)
どうしても釣りに行きたいので、近くのとある釣り場で釣りをすることに。
前日の嵐で海も濁っていて、いかにも釣れなそうな感じでしたが、トライすることに。
しかし、予想通り、あたり無し(涙)
それでもひたすらルアーを投げる僕らに、「釣れないだろ〜!」と、声をかけてくれたおじいちゃん。
確かに釣れない。。。
「そんなルアーなげて、釣れない思いして楽しいか?」と、おじいちゃん。
本音、ちょっとムッとしたw
(ここから、おじいちゃんのピッチがスタートします。※ピッチ:短いプレゼンの意)
実は、おじいちゃんは、この釣り場周辺で長年釣りをしてきて、釣れる時期、釣り方をよく知っていた!
加えて、釣りをしなくても毎日のようにこの釣り場、そしてこの周辺を訪れているとのこと。
「毎日この釣り場くるけど、いつも欠かさず持ってるもの何かわかるか?」と、おじいちゃん。
答える暇もなく、
「これだ!」
おじいちゃんいわく、これ以外のサビキはここでは釣れないとのこと!!!
あまりサビキ釣りに興味がない僕らは、「そうなんですね〜」と答えるしかなかった。
「なんで、いつも持ち歩いてるかわかるか?」と、おじいちゃん。
「よく親子が遠くからここまで来て、釣りしてるんじゃが、チューブに入ったコマセやらを使って釣りをしてて、全く釣れない。隣の人は(ローカル)入れ食い状態なんじゃが釣れないんだよ。かわいそうじゃねえか。」
「だからわしが教えてやるんだ! これじゃなきゃ釣れね〜って。」
「これに取り替えると釣れるんじゃ!」
「せっかく遠くからここまで来て、釣れなかったらかわいそうじゃろ? だからいつも持ってくるんじゃ!」
おじいちゃん、優しい、優しすぎる!!!
2021年12月から(東京と)西伊豆での二拠点生活を始めてから、本当に、西伊豆の人たちは優しい!と心から思います。 口調は丁寧ではないかもしれないけど、その裏には優しい思いがあり、それがどこに行っても実感できるような気がします。
「お前ら、ここでの楽しみは釣りだけじゃないんじゃ!」
と、この後もおじいちゃんのピッチは続きます。続きは後日。
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